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ニューヨーク国際自動車ショーとバンコクモーターショー、新型EVの相次ぐ発表で活況

EV 業務効率化 環境・脱炭素
ニューヨーク国際自動車ショー2026で世界初公開された2027年モデル・フォルクスワーゲン アトラス Photo: Volkswagen of America, Inc.
 ニューヨーク国際自動車ショー2026で世界初公開された2027年モデル・フォルクスワーゲン アトラス Photo: Volkswagen of America, Inc.

 2026年春、世界の自動車業界の注目を集める2つの大型モーターショーが北米と東南アジアで相次いで開催された。ニューヨーク国際自動車ショー2026(2026 New York International Auto Show:NYIAS 2026)と第47回バンコク国際モーターショー(Bangkok International Motor Show:BIMS 2026)である。両ショーでは新型EVの発表が相次ぎ、電動化の流れが一段と加速していることを印象付けた。

 NYIAS 2026は2026年4月3日から12日にかけて開催された。1900年から毎年開催されており、北米で初めて行われた自動車展示会としての歴史を持つ同ショーは、今年も多数の新型車・コンセプトカーの発表舞台となった。

 市販予定車では、フォルクスワーゲンが全面刷新した2027年モデルのアトラスを世界初公開したほか、起亜の2027年モデルEV3が北米デビューを飾り、同社の拡大するEVラインアップにおいて最も手の届きやすいモデルとして位置付けられた。スバルは新型の全電動SUV「ゲッタウェイ」を発表している。北米市場における製品サイクルと電動化の進展が可視化される場として、NYIASは引き続き重要な位置を占めている。

ニューヨーク国際自動車ショー2026で発表されたスバル新型EV「ゲッタウェイ」
ニューヨーク国際自動車ショー2026で発表されたスバル新型EV「ゲッタウェイ」
Photo: Subaru of America, Inc.

 一方、BIMS 2026は2026年3月25日に開幕し、4月5日まで開催された。テーマは「THE ICONIC SYNCHRONICITY – The Context of Flawless Mobility」。37の自動車ブランドと8つの二輪ブランドを含む45社が出展し、10を超える新型モデルが披露された。

 今年最大のトピックは、17のEVブランドがBIMSに集結したことだろう。日本勢からはマツダが電動化のキーモデルとしてMAZDA 6e、MAZDA CX-6eを発表。日産は新型の2026年型キックス e-POWERを公開した。

 受注面でも今年のBIMSは過去最高の盛り上がりを見せた。主催のGrand Prix International Public Company Limitedの発表によれば、会期全体の総受注台数は乗用車132,951台、二輪2,056台を記録した。ブランド別では、トップ10のうち8ブランドを中国系が占め、日本勢はトヨタとホンダの2ブランドのみという結果に。会期序盤の速報ではトヨタが首位に立っていたが、最終集計ではBYDが逆転しており、タイ市場におけるEVと中国系ブランドの存在感を象徴する数字となった。

第47回バンコク国際モーターショーの最終受注ランキング
第47回バンコク国際モーターショーの最終受注ランキング
出典:BIMS 47th 公式サイト(主催:Grand Prix International Public Company Limited)

北米では既存の大手自動車メーカーが電動SUVやコンパクトEVの新型モデルを相次いで投入し、東南アジアでは新興EVブランドの参入ラッシュと受注の急拡大が確認された。地域を問わずEV市場の盛り上がりが顕在化した形であり、2026年は電動化が新たなフェーズに入った年として記憶されることになりそうだ。

(制作:LIGARE)