また、クルマとさまざまなモノをつなげる技術やシステムの総称をV2X(Vehicle to Everything)といい、ネットワークや道路周辺のインフラ機器などとの連携ができるようになりました。そんなV2Xでできることの1つとして、充電や給電といった双方向での電力のやりとりがあります。例えば、事務所の太陽光パネルからEVへ充電することで電気代を節約したり、電力需要のピーク時にEVから事務所へ電力を供給したりできます。
V2Xの中にはクルマと家を繋ぐV2H(Vehicle to Home)、クルマと事務所・ビルをつなぐ V2B(Vehicle to Building)、そしてクルマと電力網をつなぐV2G(Vehicle to Grid)なども含まれ、災害時の非常用電源としても活躍します。特に電化製品だけでなく建物自体に電力を供給できる点が、非常用電源としてのEVの強みと言えるでしょう。