2025.5.21
カテゴリー:ニューステーマ:安全運転・事故削減
警察庁交通局は、令和7年春の全国交通安全運動(4月6日〜15日)期間中に発生した交通事故の速報値を公表した。この運動は、子どもを含む歩行者の安全確保や歩行者優先意識の徹底、ヘルメット着用の推進など3つの重点項目を掲げて実施された。死者数が64人と、前年の55人から9人(16.4%)増加したことを発表した。死者のうち65歳以上の高齢者が全体の約6割を占め、状態別では歩行中が最も多くなっている。交通安全運動の期間中、交通事故件数は7,206件で、前年の同じ期間に比べ1.2%増加。負傷者数も8,454人となり、こちらも前年より1.2%増えている。注目すべきは、死者数が64人と前年同期の55人から16.4%増、9人多くなった点である。年齢層別に見ると、65歳以上の高齢者の死者が38人で全体の約6割を占める。内訳は65〜74歳が13人(前年より5人増)、75歳以上が25人(増減なし)であった。また、16〜24歳、30〜39歳、50〜59歳の各年代でも死者が増加している。状態別では、歩行中の死者が24人で全体の37.5%を占め、前年より大幅に増加した。特に高齢者の夜間歩行中事故は10人と前年の2倍に増えた。自動車乗車中の死者は23人、そのうちシートベルト非着用者は3人だった。二輪車は9人、自転車は7人で、今年は特定小型原動機付自転車に乗車中の死者も1人発生している。運動期間中、死者が最も多かった日は4月7日(8人)、最も少なかった日は4月10日(4人)となった。また、飲酒運転による死亡事故や、3人以上の死者や20人以上の負傷者が出る重大特異事故の発生はなかった。75歳以上の高齢運転者が第一当事者となった死亡事故は7件であった。春の交通安全運動における死者数は、近年減少傾向にあったが、今年は増加に転じた。運動期間中の死者64人は、その直前10日間(3月27日~4月5日)の50人と比べても増加している。なお、この数字は速報値であり、今後修正される可能性があることにも注意が必要である。今後、こうした統計から浮き彫りになった課題への具体的な対応策が検討されることとなる。(引用:LIGARE)
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