2025.6.4

トヨタ、BEV「bZ Woodland」、新型「RAV4」公開

カテゴリー:ニュース
テーマ:EV/環境・脱炭素

トヨタのBEV「bZ Woodland」と新型「RAV4」

【BEV「bZ Woodland」公開 2026年春頃日本でも発売へ】

トヨタのBEV「bZ Woodland」

トヨタ自動車(以下、トヨタ)は5月15日、トヨタの北米事業体であるToyota Motor North America(以下、TMNA)が5月19日~21日に開催する新車発表イベントで、新型車「bZ Woodland」を世界初披露することを発表した。

同モデルには、総電力量74.7kWhのリチウムイオンバッテリーを採用しており、航続距離約260mile(AWD)を確保。くわえて、バッテリープレコンディショニング※の搭載によってバッテリーを充電に最適な温度とし、冷間時での急速充電時間約30分を目標に開発している。急速(DC)充電規格としては、北米充電規格(NACS)を採用している。

また、トヨタは、同モデルの北米での発売について、2026年初を予定しているという。一方、新型車「bZ Woodland」の日本向けモデル「bZ4X Touring」についても、2026年春頃に日本国内で発売するとのことだ。

なお、トヨタは、今後も各地域でのユーザーのニーズやカーボンニュートラルへの貢献に向け、HEV、PHEV、FCEVを含む、様々な選択肢の開発を進め、「もっといいクルマづくり」で応えていくと述べている。

  • 急速充電の前にバッテリー本体の温度を調整する機能

【新型RAV4公開 Arene採用しPHEV・HEVラインアップ】

トヨタの新型「RAV4」

トヨタは5月21日、新型RAV4を世界初公開した。新モデルはPHEV、HEVをラインアップし、日本での発売は2025年度内を予定しているという。

新型RAV4には、ソフトウェアづくりプラットフォーム「Arene」をトヨタ初採用している。トヨタは、Areneにより、これまでものづくりで培ってきた知見や技術をソフトウェア開発にも活用し、SDVの開発を加速させ、交通事故ゼロ社会の実現に寄与していくという。

また、同モデルのPHEVには、トヨタ初搭載となる最新の第6世代ハイブリッドシステムをベースに、大容量の駆動用バッテリーや高出力充電器対応を組み合わせた、新開発のプラグインハイブリッドシステムを採用。駆動伝達系では損失低減を図ることで燃費を向上したことにくわえて、電池の大容量化でEV航続距離を従来の95kmから150kmまで延伸している。くわえて、V2H※にも対応し利便性を向上。DC急速充電も追加し、約30分で満充電の80%まで充電が可能となっている。

一方、同モデルのHEVでは、トランスアクスル、パワーコントロールユニット、電池等の改良により、モーター出力向上を実現しているという。なお、トヨタは、今後、Areneによって開発効率を向上させることに加え、ソフトウェアアップデートを通じて安全・安心技術の開発スピードを加速させていくと述べている。

※ クルマのバッテリーを家庭用電源として活用するシステム(プレスリリースより)

(出典:トヨタ Webサイトより)

(引用:LIGARE)

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