会社全体の安全運転指導の徹底が
図れず、社用車による危険運転件数が
高止まりに

高島株式会社さま

中央:取締役常務執行役員(経営管理本部長)
   鈴木 隆博 氏

 右:経営管理本部 総務・人事統括部 総務ユニット
    マネージャー 橋本 健 氏

 左:経営管理本部 総務・人事統括部 総務ユニット
    市川 忍 氏

業種:商社
導入サービス:テレマティクス/SDS(セーフティ・ドライバーズ・サポート)
導入効果:速度超過件数の低減/安全運転意識向上

導入前の課題
・十分な安全運転指導が確保できないまま現場に配属となる社員が増え、
 事故のリスクが増加
・様々な機種のドライブレコーダーを導入しており、運行記録の確認・
 運転日誌の管理が煩雑だった
選んだ理由
・当社の事故事例に基づいた、リアリティある映像を使った安全運転講習会
 で指導できること
・全車両の運行記録を一元的に管理し、一貫した安全運転指導を行うため
導入の効果
・速度超過などの年間危険運転件数が減少
・車両管理体制の統一化を実現
・社員の安全運転意識が向上

1915年の創業以来、産業資材、建材、電子・デバイスと事業領域を拡大し、時代の変化に合わせて多角的な事業を展開する高島株式会社さま 。「事業を通じて社会に貢献する」を企業使命として掲げ、持続的な成長とサステナビリティ社会への貢献を目指している。近年、中途採用者が増加し、十分な安全運転指導が確保できないまま現場に配属されるなど、社用車による危険運転件数が高止まりする中で、事故削減と安全運転意識の向上を目的に「NCSドライブドクター」「SDS(セーフティ・ドライバーズ・サポート)」 を導入。全8拠点の車両を一元管理し、さらなる事故防止に力を注ぐ。

危険運転件数が高止まりする中で、社員の安全を守るために本社での一元管理に着手

当社では45台の社用車を保有しており、各拠点の営業職が取引先を訪問する際などに使用しています。当社が抱えていた課題は、危険運転件数の高止まりです。近年は運転に不慣れな社員も多く、速度超過や強引な右左折が散見されました。事故のリスクが増加する中で、社員の安全を守るために、社用車の管理を本社総務で統括することに。全車両に「NCSドライブドクター」を搭載し、危険運転の抑止につなげるとともに、年に1回のペースでNCSの「SDS」を実施。社員の安全運転に対する意識を改革し、危険運転件数も減少傾向にあります。



運転に不慣れな社員に対しての安全運転指導・車両管理体制の見直しが急務

経営管理本部 総務・人事統括部 総務ユニット
左:マネージャー 橋本 健 氏  右:市川 忍 氏



「NCSドライブドクター」を導入した当初は、速度超過の報告件数が毎月多数ありました。 危険運転が発生するたびに、各拠点の上長を通じて個別に注意していましたが、報告書ベースでの事後指導が中心でした。幸いにして重大な事故は起こらなかったものの、全拠点で安全運転管理方法を統一し、まずは危険運転件数の削減を図る必要がありました。

全車両に「NCSドライブドクター」を導入
社用車管理の統一化に成功



以前は車両によって異なる機種のドライブレコーダーを設置していたため、運行記録の確認方法や運転日報の保管方法に統一性がなく、煩雑な運用になっていました。そのような状況を打開するため、2018年から大阪支店の車両を皮切りに、全車両に「NCSドライブドクター」を導入。結果として、社用車管理体制の平準化を実現できました。危険運転や事故が発生しても、いつ・誰が・どこで乗車していた車両なのかを即座に把握できますし、車内外がどのような状況だったのかも映像で確認できます。運転日報については、現状紙ベースで作成していますが、「NCSドライブドクター運行支援アプリ」の運用開始に合わせて、Web化を実現いたしました。



当社の危険運転事例や事故の実態に合わせた
講習内容で社員の安全運転意識が向上


これまで新入社員を対象にした安全運転講習は行ってきましたが、中途採用者向けには実施していませんでした。月に一度の安全衛生委員会で危険運転に関する情報共有は行っていたものの、大きな効果が得られない状況でした。そこで、NCSから提案された安全運転講習会を年に一度のペースで開催するように。ただ話を聞くだけの「一方通行」の講習ではなく、当社の危険運転事例や記録された映像を使った安全運転講習会で、参加者は「自分ごと」として実感できているようでした。これまでに「駐車場内の事故原因と対策」「速度超過と急減速・急停止の危険性」など、当社の危険運転の実態に合わせた事例をプログラムに盛り込んでいただき、参加者同士で積極的に意見を交換し合う様子も見られました。

社員の安全を守るために
「NCSドライブドクター運行支援アプリ」を導入

アルコールチェック記録の作成は運転者にとって手間がかかり、安全運転管理者にとっては不備の確認や内容チェックに手間がかかります。そこで、スマホで簡単にアルコールチェック記録が作成できる「NCSドライブドクター運行支援アプリ」の導入を決めました。記録の作成や保管が簡素化できるだけでなく、車両の始業前点検を社員に促すことで、日頃から車のケアを意識させ、リース返却時のトラブルを未然に防ぐことができます。今後も「NCSドライブドクター」や「SDS」、さらには「NCSドライブドクター運行支援アプリ」を通じて、事故削減や安全運転意識の向上を図り、社員の安全を守っていきたいです。そのパートナーとして、NCSには様々な場面でサポートしていただきたいです。

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